日本の労働人口が年々減少し、企業にとって労働力確保が強く問題視されている中、
2018年は、外国人労働者受け入れについての法案で国会が大いに揺れた年でした。
そんな2018年9月に、YOU MAKE ITでは「海外人材と日本企業のマッチング事業」がスタートしました。
この事業を行うに至った直接のきっかけは、後輩からいただいたご縁でしたが、10年間就業したリクルート(関連企業含む)時代において、
求人メディアによる採用マッチングに限界を感じ、いつの日か一対一での採用マッチングを行いたいと強く決心したことと、
前職のインバウンド事業で多くの外国人の方と出会ったことが根底にありました。
事業をスタートしてすぐに、日本語学校に通う多くの留学生と出会いました。
彼らの多くは東アジアが母国であり、労働者の平均月給が4万円程度と非常に貧しく、
お金を稼ぐために、家族の大きな期待と切実な願いを背負って日本に来ていました。
真面目に日本語を学び、アルバイトをしながら学費の支払いと母国で待つ家族へ仕送りする日々を過ごし、
いつの日か日本企業で働くことを夢見ているのです。
そんな想いを秘めた彼らに対し、いま日本で問題となっているような劣悪な就職先ではなく、
大学で学んだスキルを大いに活かせる企業との出会いの場をつくることは、
企業にとって人材力確保になると同時に、彼らの夢を叶えることでもあります。
昨年、内定を獲得した留学生から、感謝の言葉をいただいた時は、
涙が出るほど嬉しく、それはこれまで味わったことのない喜びでした。
私はそこに大きなやりがいを感じ、この事業を成功させることが、多くの方の幸せを生むことだと確信しています。
2019年4月、いよいよ改正入管法が施行。
これにより、様々な業種において、日本はより多くの外国人を日本の労働力として迎え入れることになるでしょう。
しかし、ほとんどの日本企業は、海外人材を受け入れる体制を未だ整えることが出来ずにいます。
既存の従業員と、どのように上手くコミュニケーションをとっていくか、それは企業にとって大きな課題。
だからこそ、私たちは候補者を深く知り、彼らが活躍出来る企業の見極めが何より大事になってきます。
YOU MAKE ITは、日本が抱えるこの大きな課題に対し、福岡の街から解決に向けて全力で動いていきます。
もちろん事業をスタートしたばかりですし、労働環境や法律に関してもこの先どうなるかわかりません。
それでも時代の変化に柔軟に対応しながら、この採用マッチング事業を成功に導いていきたいと思います。
YOU MAKE IT